ますいいリビングカンパニーは工務店機能を兼ね備えた建築家集団として、木造住宅の建設に携わるなかで、国産の材木をふんだんに利用するように心がけております。特に埼玉県で採れる西川材と呼ばれる杉や桧、群馬県の唐松、岩手県の栗材など、弊社の自然素材を生かしたデザインに適した、風合いの良い素材を吟味して使用するようにしております。
建材の世界では輸入材が非常に安価で入手できるため、どうしても国産材を使用する割合は少なくなりがちです。しかし、国産の木を使用することは、日本の林業の活性化につながり、結果的には日本の森林資源の保全につながりますし、森林資源を保全することは、水源保護などの形で、都会で暮らす私たちの生活にも少なからず良い影響をもたらします。
また、自然素材である材木は湿度や温度の変化によって伸びたり曲がったりするわけですが、どこで育ったかわからない材木よりも、日本の風土で育った材木のほうが私たちの暮らす家にふさわしいことは明らかです。
私たちはこれからも、日本人の暮らす家づくりの一環として、良い材料を少しでも安く仕入れるために、山間部で製材や林業を営む方々とのお付き合いを大切にしながら、国産の木をふんだんに使用していきたいと考えております。
(代表取締役 増井千恵子 )