私たちは安行中学校のボランティアのみなさんと一緒に活動しています。以前、私たちの取り組みを寄稿してから数年の月日が経ちました。安中生のボランティア活動は続き、斜面林に元気な声が広がっています。しかし、新型コロナウィルス感染拡大により、ボランティア活動は人数が少なくなったり、お休みになったりの時があります。
　月日が経つのとともに私たち全員も確実に年を取り、台風で倒れた大きな木は、なかなか運ぶのが大変です。中学生は数人で何回も運び、片づけてくれるのです。年を取った私たち全員は「ありがとよ」「気をつけてな」と見守るのです。
10月の芋煮だけは「どうしてもやりたい」会長をはじめ全員の総意です。数人のグループで密にならないようにブルーシートを一面に敷き詰め細心の注意をして、始まりました。
里芋60kg、ゴボウ10kg、人参10kg、大根7本などなど。帰ってくる鍋は見事に空っぽです。「もう腹一杯だ」と7杯もお代わりした子もいたとのことでした。
　数年前に一輪草が盗掘されました。盗掘された一輪草の跡地はほんの少しずつ生えてきましたが、花が咲くとまではいかないのです。一輪草を守るということの難しさを思い知らされました。
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(事務局 加藤 良江 )