2010年度の様子/第2回目 「太陽光発電について知ろう」

快晴日数が全国でトップクラスの埼玉。そして、ここ川口における自然エネルギーといえば、真っ先に”太陽”の力が挙げられます。2回目は、太陽光発電の仕組みや、設置方法について学びました。

日時: 11月13日(土)10:00〜12:00
場所: リリア 中会議室
講師: 宮下 洋一郎氏 ((株)エコテック)
エコテックとは?
太陽光発電システムの企画設計施工、メンテナンスなどを行っている会社です。大量生産、大量廃棄の利益第一ではない、社会に有用なもの、環境に配慮したもの作りを目指しており、全国の市民参加型の共同発電所設置や、自然エネルギー学校への協力も行っています。
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開催結果


前半、講師の宮下様より太陽光発電について詳しくお話いただいた後、後半は質疑応答を中心に進めました。宮下様からは、前回皆さんから寄せられた質問に対する回答をご用意いただき、丁寧な質疑応答の時間となりました。その他にも、次から次へと質問が相次ぎ、今回もあっという間の2時間でした。



特に関心が高かった疑問の1つが、「太陽パネルの製造にあたり、トータルの環境負荷はどうなっているのでしょうか」というもの。電力中央研究所が1995年に発表した「発電システムのライフサイクル分析」によると、太陽パネルのライフサイクル(=製造してから廃棄するまで)中に投入するエネルギーを回収できるまでの期間は、最新の技術では2年程度となっているそうです(以前は7〜8年かかっていました)。

以前はよく、「太陽光発電は、パネルの製造に大きなエネルギーを使っているから・・・」という話を耳にしましたが、すでに昔の話のようです。まだまだコストの点では、費用はかかりますが、環境の点からみると、やはり環境に良い技術なんだと改めて知ることができました。



質問されている方々の中には、すでにご自宅に設置されている方も多いようで、具体的な質問も多かったです。「設置して終わり」ではなく、長く上手に付き合っていくことが大切なんですね。


参加者から寄せられた感想の一部をご紹介します

・太陽電池施工面、運営面などを知ることができて良かった。
・具体的な事例について、沢山、かつ、丁寧に話を聞かせて頂き、太陽光発電の実用性についてよくわかったように思います。
・次回、実際の建物の現状を見てアドバイスいただきたい。
・11時以降の質問に対する回答等は、非常に面白かった。こんなことを考えると、質疑時間が長かったのは良かったと思われました。
・故障やメンテナンスに関する説明内容が印象に残った。
・専門用語が最初は多かったのですが、わかりやすい説明をしていただきました。
・もう少し、太陽光発電についての「基礎」を知りたい。


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