白さぎのゆらめく天地
本校の隣を流れる芝川では、その昔、多くのしらさぎの姿を見ることができたそうです。
校の校歌の三番にも「白さぎのゆらめく天地」と歌われています。
しかし、いつしか餌とする魚が減少し、その姿をほとんど見ることができなくなってしまいました。
本校では、年2回クリーンデーを設け全校生徒が参加して、この土手のゴミ拾いを行っています。
この活動は、単に土手をきれいにするということだけでなく、まだ使えるであろう自転車やリサイクルに回せば資源となる空缶や
ペットボトルが無造作に捨てられている現実を見ることにより、エコライフへの意識づけにもなると考えています。
回収したごみは、もちろん分別して拾います。拾ってきた空缶や瓶、ペットボトルは生徒たちの手によって、リサイクルの資源となります。
先日、土手を歩いていたら、一羽の白さぎが飛来し、芝川で羽を休めていました。
その姿になにか心休まる思いがしました。
この地が、再び「白さぎのゆらめく天地」となることを願ってやみません。
*「かわぐちエコ散歩」2015年1月号より