自然とのかかわり そして 「米作り」体験
本校は、周囲にマンションが立ち並び、自然環境としては乏しい環境ではありますが、校庭には実がなる樹が数多く植えられています。例えば、梅やさくらんぼ、杏などは鈴なりに実が育ち、子供達だけでなく、地域の方々も視覚や味覚で楽しんでいます。珍しいところではグレープフルーツも実を結び子供たちを喜ばせてくれています。
PTAのご好意により見事なバラのアーチがあります。花の時期には色とりどりのバラが目を楽しませてくれますが、さらにアーチを通ると素敵な香りに身が包まれ、心を癒してくれています。
榛松の農家の方から「学校ファーム」として水田をお借りし、5年生の総合的な学習の時間で米作り体験を実施しています。今年は、苗の生育状況と天候の関係で田植えの時期がずれましたが、子供達は裸足になって水田に入り、泥の感触を楽しみ、一喜一憂しながら植えました。
たわわに実った稲穂を刈る日を心待ちにしています。農作物を育てることの難しさや自然相手の厳しさ、だからこそ手にした一握りの籾のありがたさを身をもって感じてほしいと願っています。
*「かわぐちエコ散歩」2016年7月号より